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「西アジア文化遺産の違法流通防止に向けての声明」を発表しました(2015.10.28)

文化遺産国際協力コンソーシアムは、2015年10月16日付けで以下の声明を発表しました。

西アジア文化遺産の違法流通防止に向けての声明

昨今報じられている西アジア地域の歴史的文化遺産,とりわけシリアとイラクの遺跡や博物館を標的とする,国際的テロ組織による破壊活動に対し,私どもは心底からの憂慮を,文化遺産に携わる世界中のみな様と共有するものです。一連の文化遺産に対する不当な攻撃では,古代遺構の爆破や展示物の破壊といった映像で
伝えられるごとき行為のみならず,運搬可能な文化財が略奪と換金の対象とされることを私どもはたいへん危惧しています。博物館等に保管されていた作品群が奪われ,他の場所,とくに国際的古美術市場で売却されるような事態が起こる可能性なしとはいえません。違法に盗まれた美術品や考古資料が国外から持ち込まれる場合,わが国は法令に則って,また国際機関の呼びかけに従ってこれに対処し,日本国内での流通を未然に防がねばなりません。

こうした「水際」での対応において,私ども文化遺産国際協力コンソーシアムは,西アジアで長年にわたる研究調査を経験した考古学・美術史学の専門家など,保有するあらゆる能力を駆使して関係各方面と可能なかぎりの協力を致したいと考えています。今後,税関等我が国への搬入口において,あるいは国内での経路において,疑義のある作品が発見され,その出自等につ いての情報が必要である場合,私どもは全力を挙げてあらゆる機関に協力させていただく所存です。

なお,西アジア以外の諸地域につきましても,コンソーシアムは同様の用意があることを申し添えます。

差し迫る国際的な文化遺産の危機に際し,各方面におかれては,上記趣旨の周知徹底を計っていただきたく,ここに私どもの憂慮と文化遺産保護への強い意志を表明する次第であります。

 

2015年10月16日

文化遺産国際協力コンソーシアム

会長 石澤 良昭

原本はこちらをご覧下さい。

「西アジア文化遺産の違法流通防止に向けての声明」PDF版

 

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